ビルの中には沢山の人がいて
外で起きていることに聞き耳を立てています。
このビルの中は安全だと確信を持ちながら、
不安が隠せないでいます。
ふと目の前の大きな窓ガラスの外を見ると、
何かがものすごいスピードで
向かってきているのが見えます。
どんどん近づいてきます。
どんどん近づくにつれ
それが巨大な物体だと気がつきます。
そう。
それは空を飛ぶゴジラ。
ビルの中にいる私たちは何もできず動けず、
その瞬間を傍観しているだけ。
するとそのゴジラは
ものすごい勢いでガラス窓にぶつかってきました。
そのガラスは強化ガラスで
一度の衝突では傷一つつきません。
しかしそのゴジラは何度も何度も
頭を打ちつけます。
すると少しづつ窓ガラスの真ん中から
ヒビが入ってきました。
私たちは恐怖のあまり動けずにいたのですが、
意を決してそのビルから脱出するため
動き出しました。
そこで景色が切り替わります。
街中を走り逃げています。
ゴジラが吐くマグマが街を溶かし
燃やし尽くしていきます。
私たちは必死で走り
なるべくゴジラから遠くへ逃げようとします。
しかしゴジラはこちらへ向かってきます。
恐ろしいマグマの炎を噴き出しながら。
また景色が切り替わります。
そのゴジラの中には
多くの人がいて
ゴジラを操縦していたのです。
人々が町中を燃やし尽くしていきます。
また景色が切り替わります。
何かの集団が私たちを尋問しています。
言うことを聞かないとわかっているのだろうな
的な尋問をしています。
しかし、
その集団はなんか
パッとしない奴らばかり。
私の大切な人たちを、
私の大切な環境を
脅かそうとしている
その集団に苛立ちが募り
私は全力で反抗します。
そしてゴジラの鳴き声で
私は目を覚ましました。
ベッドの横では息子が
赤い顔をしながら泣いていました。
本日も素敵な1日を。